常識にとらわれないデッキ構築講座〜vol.04「紳士達の舞踏会」
「常識」とは変化するものだ。
1192作ろう鎌倉幕府はもう古いらしい。
時代が進み、新たな武器を手に入れた時、「常識」は覆せるのだ。
◯1.コンセプト
いつも思う。
オセロニアのカラーパイは不公平だと。
神には回復、防御と言った守備系スキルに加え、バフや特殊ダメージによる打点も備え、攻守どちらもバランスよくデッキを組むことができる。
魔は唯一無二の呪い、毒、罠、カウンターを擁し、さらに手駒ロック、コンボ封印など相手に干渉できる駒が多く、呪いの攻めや毒の耐久など様々なデッキが組める。
しかし、竜は貫通と言ったオセロニア最強の役割はあるもののその他はほぼバフしかない。
結果、攻撃に特化したデッキしか作ることができないのだ。
いや、正確には「できなかった」のだ。
2018年5月。
竜に新たな役割が与えられた。
「捕食」
このスキルは与えたダメージの半分を回復するというものであり、今まで攻め一辺倒(チャージや暗黒含む)だった竜に与えられた、(ほぼ)初めての守備的役割だった。
しかし私も「まあB駒だし」
と思って試すのを後回しにしていた。
そして、白の塔27階。
衝撃が走る。
回復量4000超え。
これは最早、天照である。(確信)
通常、駒のポテンシャルが低いB駒はコンセプトに足り得ない。
しかしこの時、私はこのB駒に大いなる可能性を感じていたのだ。
そう、今回の主役は
全裸のおっさんである。
◯2.構築
竜で守備的なデッキを組むならばチャージだろう。HPを比較的高く保ちつつ、盤面を引き延ばすことにメリットを見出せる。
まずは静音をリーダーにすることを決めた。
チャージのサポートとして捕食を使う上で、チャージにも捕食にも相性がいいと感じたのは
短パンのおっさんである。
盤面に置いてある間、発動し続けるバフはチャージの火力補強はもちろん、その過程の捕食の火力もあげてくれる。
捕食の火力が上がるということは回復量が上がるということであり、即ち耐久力が上がるということである。
捕食と組むことで、バフはデバフにもなりえるのだ。
更にチャージとよく組まれる時限と違い爆発力は落ちるものの、ヒアソフィアなどで妨害されても次ターンにも同程度の火力で攻撃できるメリットもある。
継続的置きバフ+捕食+チャージ。
デッキの方向性は決まった。
あとは、テーマに沿った駒を探すのみ。
まず思い浮かんだのはレオノーラ。
置きバフとしては最高峰の性能であり、条件もない。
A駒は短パンのおっさんに加えて、
「パンツを被ったドラゴン」がいた。
スキルコンボともほぼ同性能であるためすんなり採用できるだろう。
バフは何も置く必要はない。
継続的なものであればよい。
リーダーに設定せずとも発動するオーラバフの「ランドタイラント」「マーリン」も採用した。
そして、今回の影のコンセプト駒。
守備的な竜デッキというアーキタイプが存在しなかった為、今まで見向きもされなかった駒がある。
「スィシェル」(発音できない)
竜唯一の防御スキルを持つ駒だ。
しかし、防御できる範囲は相手の神駒の通常攻撃のみ。
ただでさえ守備的なコンセプトのデッキを組めない竜にこれだけ限定的な防御能力では見向きもされなかったのも頷ける。
だが。
考えてみてほしい。
竜駒は貫通が跋扈し、魔は毒や呪いで攻めてくる現環境において、ザフキエルやハーピストエンジェルをデッキに入れている理由はなんだろうか?
恐らく、対神駒性能とコンボスキルではないだろうか?
その観点から見たとき、スィシェルは完璧に条件を満たすのだ。
駒に書かれている能力はハーピストエンジェルの下位互換かもしれない。
しかし、役割遂行能力は決してハーピストエンジェルにも劣らないのだ。
こうしてマスターピースを手に入れ、デッキが完成した。
◯3.解説
風が語りかけます。
ヤバい。
ヤバすぎる。
何がヤバいって、
胸元を全開にした3人の美女。
それを全裸、短パン、パンツを被ったおっさん(1名ドラゴン)が取り巻いているこの構図。
完全に人生のレールを踏み外した者のデッキである(絶望)
嵌められた。
オセロニア運営の巧妙な罠に。
捕食という新スキルをちらつかせ、相性の良い駒を探していくと(社会的に)破滅するシナリオ…
違う。
違うんだ。
これは罠だ。
仕方ない。
趣味でこういうデッキを作ったのではなく合理的に駒の選択をしたことを解説(弁明)する必要がありそうだ。
☆パーツ
・静音
最強のチャージ竜。
麗しいお姉様。胸元がセクシー。
「6ターンだけ待ってやる」
・レオノーラ、ルミスゲイオス、ガルディラ、テンジョウ
置きバフ勢。
チャージの火力を支えながら、捕食による回復量を増やし、耐久力を上げるためのキー駒。
テンジョウのコンボスキルが95%を外してキレそう。
・ジェンイー
チャージ竜を組んでいたと思ったら、特にシナジーもないのにデッキに入っていた。
何を言ってるかわからねーと思うが俺も何をされたかわからねえ。
・短パンのおっさん、パンツを被ったドラゴン
変態という名の紳士。
A駒の置きバフ。コンボがSより使いやすいので、導線にはこちらを置きたい。
・ハイサラマンダー
通称「灰皿マン」。
追加の置きバフ。割とまとも。
コンボはリンクがあるものの最大火力が簡単に出るため出来る限り導線に置きたい。
・ランドタイラント、マーリン
手駒オーラバフ。
B駒のオーラを積みすぎると呪いに弱くなるので、少数精鋭。
マーリンは相手が魔リーダーなら導線配置も一考。
・スィシェル
神多めの相手にはこいつのX打ちが相当厄介。
ただのネッシーだと思ってると痛い目みるぜ?
・全裸のおっさん
全裸のおっさんである。
・甘寧
アンダーランデスくんのコンボがクソザコナメクジだったため甘寧を採用。
ルキアバリアとしての機能も竜単なら充分果たせる。
・ムスタバ
B駒の置きバフ。
チャージの性質上、ライフが減ってから攻めに転じるので、減少するほど火力が上がるムスタバを採用。
☆立ち回り
竜の基本的な立ち回りではなく、風車を基本として攻めていく。
耐久力を高めてるとはいえ、竜単であるため長期戦はできないので、盤面不利を恐れずに辺にバフを付けていく。
6ターン目までに盤面の端を囲むように短パンのおっさんやパンツドラゴンを配備していく。
バフが効いてきたら、次は全裸のおっさんを盤面に送り込んでいく。
火力の上がったおっさんが着地すればどこからともなく1000程度のライフを吸収してくるのでそれなりに耐久できるはずだ。
相手が神多めならスィシェルをXに打ってコンボルートを作るといい。
スィシェルを処理したり、盾で導線を守ってくるようならば1ターン稼げるし放って置かれたらジェンイーでわからせれば良い(チャージとは)
変態という名の紳士達が盤面を覆い尽くしたら、真打登場。
静音姐様が相手のライフを残さず吹き飛ばす。
戦場の中心には静音姐様が君臨し、その周りを全裸、短パン、パンツ被りの変態紳士が取り囲み、勝利を喜んで飛び跳ねている。
その光景はまさに紳士達の舞踏会…
やっぱり変態じゃないか!(憤怒)
◯4.あとがき
オセロニア運営の皆様にはこの場を借りてお詫び申し上げます。(初手謝罪安定)
ここまで、読んで頂きありがとうございます。
捕食はB駒だけなので、まだまだ環境に浮上してきませんが、今後A駒S駒と出てきたり、コンボスキルについていたりしたら…
本当に竜で耐久する日が来るかもしれませんね。
そんな新しいデッキタイプの登場を期待して今回の記事を書きました。
では今回はここまでです。
また次回のクソデッキでお会いいたしましょう。