常識にとらわれないデッキ構築講座〜vol.11-1最終回?
はじめまして。さにーです。
1年ぶりなので実質初投稿です。(全てを忘れた)
そして初投稿にて今回が最終回です。
今回唐突な最終回となった事についてお話ししよう。
1年も更新がなかったので、「多忙になって更新する時間がなくなった」「オセロニアに飽きた」などそういう経緯だと思われるだろうがそうではない。
事実毎月ダイヤモンドマスターに帰るくらいはオセロニアをプレイしている。
ではなぜ最終回なのか。
実は何度かデッキを作って試運転、記事の下書きを行ってはいた。
ただどれも「記事が面白くない」「その割に実用性もない」という惨状だった。
最初は私のただでさえ乏しい文才が枯渇したと思い色々な参考文献を読み漁ってみたが、改善はされなかった。これはおかしい。
(そもそも参考文献がyoutubeのゆっくり実況なのが問題だと思うんですがそれは)
これがスランプか…?と思い記事にする予定だったデッキを見返すと「誰だこの勝率1%にも満たなさそうなゴミを作ったのは」と思えるほどのゴミがそこにはあった。
『デッキ』と言う言葉を使うことすら躊躇われるこのデータ領域の無駄使いを速攻破棄してswitchの電源を入れる。この1年間はそんな繰り返しだった。
まあ、要約すると。
今の環境はクソデッキが生きていくには過酷すぎるのである。
まず第一の刺客がヴィーナス。
これにより貫通を持ち得ないワンショット系のデッキは全てシャットアウトされる。
殆どのクソデッキ=ワンショットだったのでこれで大半のクソデッキは死滅した。
そして第二の刺客が暗黒の隆盛。
弱い単体性能を補うために中〜長期の準備を必要とするクソデッキの天敵。
さらに竜鱗による毒・吸収のシャットアウト。
ヴィーナスの脅威をなんとか躱した魔系のクソデッキ、これには怒りの死滅である。
そしてトドメがバフぶん回りデッキ。
ただでさえコンセプトを貫き相手のHPを削る手段が乏しいクソデッキがユーティリティ(ルキアやデバフ、防御など)を積める枠などない。その結果、バフデッキのぶん回りをいなせず押し切られてしまう。
これでほぼ全てのクソデッキは死滅した。慈悲はない。
この世界からクソデッキが消えたため、このシリーズもお役御免というわけだ。
至極、単純な理由である。
同じような駒を選択し、環境の変化を読みチューニングし、プレイングを磨き勝つ。
プレイングの熟練度や環境理解が勝敗に直結する。
これはある意味対戦ゲームとして成熟した姿とも言える。
環境の盲点を突き、わからん殺しで勝ち星を攫うクソデッキなんかより、よっぽど健全である。
クソデッキは言わば「バグ」だった。
その「バグ」をキチンと処理し健全な環境を作った運営・開発の努力の賜物だろう。
もしこのシリーズひいてはクソデッキが、デバッグとしての役割を少しでも果たせていたなら光栄である。
さて、少々語りすぎてしまったようだ。
最後に、今年を占う正月超駒をみて最終回を締め括るとしよう。
進化。3ターン4500の安定した高火力とコンボによる圧力が非常に強力。分割払いなので対ヴィーナスでも最低限の仕事はできる上に、環境上多い特殊罠もうまくいなせる。環境に非常にマッチした1枚。
既存デッキのパワーを底上げするような駒だろう。
そして闘化。
リーダー限定の召喚スキル、天楔駒の増殖による楔展開能力、神単条件にも関わらず召喚駒は魔駒。
オーラリーダーよりは呪いへの耐性も高く手駒4枚で回せる安定感は高そうだが、コンボ封印や氷結などに弱くなる弱点もありそうだ。
召喚も魔駒のため神囁きとハイブリッドすることは難しそうか。
この駒はハッキリ言って「異質」である。
この駒がどんな動きをするのか、果たして強いのか、どんなデッキが出来上がるのか…一目では予測できない。
…こんなにデッキが作りたいと思ったのは1年振りかもしれない。
そしてその「デッキ」がこの環境で生き抜けそうな可能性も感じているのだ。
先程、締め括りと言ってしまったが、どうやらまだ幕を下ろすわけにはいかなさそうだ。
冒頭で今回が最終回と言ったが、終幕までもう少しお付き合い頂こう。
そう、「デバッグ」の時間だ。
(次回へ続く)